江戸口(読み)えどぐち

精選版 日本国語大辞典 「江戸口」の意味・読み・例文・類語

えど‐ぐち【江戸口】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 江戸出入り口東海道品川など各街道の出入り口。
    1. [初出の実例]「江戸口やまめで出代る小諸節」(出典:俳諧・文政句帖‐五年(1822)閏一月)
  3. 江戸人に共通している味覚。また、それになじんでいること。
    1. [初出の実例]「食物(くひもな)ア江戸口(クチ)で、お前(めえ)塩の甘たっけえのを、江戸では斯う云ふ旨(うめ)え物を喰うて居るからって」(出典真景累ケ淵(1869頃)〈三遊亭円朝三八)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android