江郷(読み)ふじえごう

日本歴史地名大系 「江郷」の解説

江郷
ふじえごう

和名抄」所載の郷。高山寺本・東急本とも訓は「布知衣」。平城宮跡出土木簡のうち二枚に(一)「(表)□□(播磨カ)国明石郡藤江里□□(戸主カ)桜嶋時嶋」「(裏)米五斗 天平十九年十一月」、(二)「(表)(明)郡葛江里」「(裏)丹人部由毛万呂俵」と郷名がみえる。もう一枚は「播磨国明石郡葛江」と辛うじて判読される。神戸市西区玉津町吉田の吉田南たまつちようよしだのよしだみなみ遺跡出土木簡に「(表)葛江里常(給カ)在飯十一石此干飯定在六石六斗(下略)」「(裏)飯数卅三石一斗四升(下略)」がある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

普及版 字通 「江郷」の読み・字形・画数・意味

【江郷】こうきよう

水郷

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