日本歴史地名大系 「明石郡」の解説
明石郡
あかしぐん
- 兵庫県:播磨国
- 明石郡
播磨国の郡名。古代から存在し、昭和二六年(一九五一)消滅した。「和名抄」東急本国郡部の読みは「安加志」で「延喜式」の諸所にみえる振仮名もアカシである。古代から近代まで播磨国の南東部に位置し、郡域は東に摂津国
〔古代〕
「日本書紀」の神功皇后摂政元年二月条に坂王・忍熊王らが天皇のためと偽り、山陵を「赤石」に作るとあり、允恭天皇一四年九月一二日条には赤石の海底に真珠があり、その珠を祀ればことごとく獣を得るとみえる。歴史的に確実な記載としては、同書推古天皇一一年七月六日条に征新羅将軍当麻皇子に「従う妻舎人姫王、
明確に明石郡が知られるのは、「続日本紀」神亀三年(七二六)一〇月一〇日条に、聖武天皇が播磨国
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報