(読み)エ

デジタル大辞泉の解説

え【江】

海や湖沼の陸地に入り込んでいる所。入り江。古くは、広く海・川・堀などをいった。
「奈呉の―に妻呼びかはし鶴(たづ)さはに鳴く」〈・四〇一八〉

こう〔カウ〕【江】

大きい河。特に、中国の揚子江。
琵琶湖。
「十四日に―を渡りて坂本に参りしかば」〈神皇正統記・後醍醐〉

こう【江】[漢字項目]

常用漢字] [音]コウ(カウ)(漢) ゴウ(ガウ)(慣) [訓] かわ
〈コウ〉
かわ。「江湖・江山/大江
揚子江。「江河江南
近江(おうみ)国。「江州(ごうしゅう)
江戸の漢語風の呼び名。「江都武江
〈え〉「入江(いりえ)
[名のり]きみ・ただ
[難読]近江(おうみ)遠江(とおとうみ)

ごう〔ガウ〕【江】

崇源院(すうげんいん)

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大辞林 第三版の解説

え【江】

海・湖などが陸地に入りこんだところ。入り江。湾。
海。大河。 「 -の神河の神有りて/今昔 3

こう【江】

大きな川。
◇ 長江の別名。
◇ 琵琶湖の古名。 「 -をわたりて坂本にまゐりしかば/正統記 後醍醐

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精選版 日本国語大辞典の解説

え【江】

〘名〙 (「え」は元来ヤ行のエ) 元来、川、海、湖、堀などの一般的な呼び名だが、特に陸に入り込んでいる部分をさすことが多い。
※古事記(712)下・歌謡「日下(くさか)(エ)の 入江の蓮(はちす) 花蓮(はなばちす) 身の盛り人 ともしきろかも」
※観智院本三宝絵(984)中「行基菩薩の難波におはしまして橋をつくり、江をほり、船をわたし」

こう カウ【江】

〘名〙
① 大きい川。特に長江をさしていう。
※凌雲集(814)留別故人〈賀陽豊年〉「交臂分張切、渉江悲望遙
御伽草子・二十四孝(室町末)「忽ちに江の如くして、水湧き出で」 〔詩経‐周南・漢広〕
② 琵琶湖をさしていう。
※神皇正統記(1339‐43)下「江をわたりて坂本にまゐりしかば」

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世界大百科事典内のの言及

【長江】より

…中華人民共和国第一の大河。欧米,日本では,揚子江の名でも知られる。世界三大河流の一つ。…

※「江」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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