江頭村・下江頭村(読み)えがしらむら・しもえがしらむら

日本歴史地名大系 「江頭村・下江頭村」の解説

江頭村・下江頭村
えがしらむら・しもえがしらむら

[現在地名]小川町江頭

東は南部田みなみべた河江ごうのえ両村、西から南にかけては南新田みなみしんでん西小川にしおがわ両村、北は北新田村と接する。四方平坦で薩摩街道が西部を走る。往時臨海の地とはいえ比較的古く開発されたと考えられる。「蜂須賀旧記」(事蹟通考)に「守山江頭サウシラ名二丁」とあり、守山もりやま庄の領域にあったと思われる。慶長国絵図には江頭村一村で記載される。河江手永に属した。肥後領高人畜家数船数調(永青文庫蔵)に「舟数四艘はし舟 水夫数八人」とある。元禄期(一六八八―一七〇四)の諸御郡高人畜浦々船数其外品々有物帳(同文庫蔵)では船八・水夫一八。その間、上下二村に分れ、上江頭村のみが正保三年(一六四六)宇土支藩成立後にその知行所となった。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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