池口慶三(読み)イケグチ ケイゾウ

20世紀日本人名事典 「池口慶三」の解説

池口 慶三
イケグチ ケイゾウ

明治〜昭和期の薬学者 東京薬専校長



生年
慶応3年4月23日(1867年)

没年
昭和8(1933)年12月1日

出生地
但馬国美方郡村岡(兵庫県)

学歴〔年〕
帝国大学医科大学薬学科〔明治23年〕卒

学位〔年〕
薬学博士〔明治41年〕

主な受賞名〔年〕
勲二等瑞宝章〔昭和8年〕

経歴
長崎医学専門学校、千葉医学専門学校(現・千葉大学)教授から官吏に転じ、警視庁技師、特許局技師を経て、明治30年内務技師となる。更に内国製薬常務兼技師長を経て、昭和2年東京薬学専門学校(のち東京薬科大学)校長に就任。医事衛生及び薬学教育に尽力した。著書に「日本薬局方通解」などがある。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「池口慶三」の解説

池口慶三 いけぐち-けいぞう

1867-1933 明治-昭和時代前期の薬学者。
慶応3年4月23日生まれ。千葉医専(現千葉大)教授から官吏に転じ,明治30年内務技師。さらに内国製薬常務取締役兼技師長をへて,昭和2年東京薬専(現東京薬大)校長となった。昭和8年12月1日死去。67歳。但馬(たじま)(兵庫県)出身。帝国大学卒。著作に「日本薬局方通解」など。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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