朝日日本歴史人物事典 「池田勝正」の解説
池田勝正
生年:生年不詳
戦国時代の武将。摂津国池田城(大阪府池田市)城主。長正の嫡子。八郎三郎,筑後守。永禄6(1563)年2月家督を継ぐ。同9年8月には,三好義継に属して伊丹親興を攻撃。翌10年5月,岩成友通らと松永久秀を奈良に攻撃する。11年10月,織田信長に池田城を攻撃されて降伏。足利義昭の命に従って親興,和田惟政らと和し,摂津3守護のひとりに任じられた。12年1月,三好三人衆に攻撃された京都本国寺の義昭を救援。元亀1(1570)年,三好長逸に通じた弟知正らに追われ,義昭,細川藤孝に仕えたのち,有馬氏に寄食した。
(森田恭二)
出典 朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版朝日日本歴史人物事典について 情報