池脇村(読み)いけのわきむら

日本歴史地名大系 「池脇村」の解説

池脇村
いけのわきむら

[現在地名]永源寺町池之脇いけのわき

甲津畑こうづはた村の北西布引ぬのびき山丘陵北麓に位置し、周囲には溜池が多い。池之脇村とも記される。寛永石高帳に村名がみえ、高二六四石余、彦根藩領。元禄八年大洞弁天寄進帳では人数八二(男四一・女四〇、寺社方男一)。寛保二年(一七四二)当村・高木たかぎ市原野いちはらの・同新田・一式いつしき石谷いしだにの六ヵ村は猪や鹿の害から諸作を守るため狩人を雇うことを奉行所に願出た(「願書」高木共有文書)。日本武尊を祀る白鳥しらとり神社がある。

天台宗長寿ちようじゆ寺は聖徳太子開基と伝える。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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