(読み)べん(その他表記)Bian; Pien

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「汴」の意味・わかりやすい解説


べん
Bian; Pien

中国北宋の都で現在の河南省開封をいう。古くから水陸交通要衝で,北朝の頃ここに 汴州がおかれた。五代後梁,後晋,後漢,後周がこの地を都とし,次いで宋の首都となった (汴京,東京) 。靖康2 (1127) 年,軍の攻撃を受けて陥落し,は南遷して杭州に移った。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む