コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

決定往生集 けつじょうおうじょうしゅう

1件 の用語解説(決定往生集の意味・用語解説を検索)

世界大百科事典 第2版の解説

けつじょうおうじょうしゅう【決定往生集】

平安末期の仏書。東大寺三論宗の僧珍海の撰。1142年(康治1)完成。珍海は本書の冒頭で,自分をはじめ称名念仏による往生に確信のない人びとのため,文理をたずね考え,その疑いを晴らし〈決定往生〉の確信を得ようと述べており,本書著述の動機と書名の由来をうかがうことができる。本書は,平安末期の南都浄土教学を代表するもので,ことに称名念仏が往生の正因である理由を善導の《観経疏》就行立信条に求めた点,同じ三論宗の永観(ようかん)《往生拾因》とともに,後の法然の専修念仏説形成に少なからぬ影響を与えたと思われる。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

決定往生集の関連キーワード三論玄義珍海安澄玄叡聖然泰演(2)澄心朝晴仁鏡弁正

今日のキーワード

トランスアジア航空

台湾・台北市に本拠を置く航空会社。中国語名は復興航空。1951年、台湾初の民間航空会社として設立。83年に台湾の国産実業グループに経営移管され、組織改編を実施した。92年に国際チャーター便の運航を始め...

続きを読む

コトバンク for iPhone