精選版 日本国語大辞典 「沙彌」の意味・読み・例文・類語
しゃみ【沙彌】
〘名〙 (śrāmaṇera の音訳。俗情をやすめて慈悲の心を起こす意で息慈と訳し、正式の比丘になろうと努める者の意で勤策男と訳す) 仏語。
※正倉院文書‐天平六年(734)尾張国正税帳「僧沙彌及潜女等食料稲漆仟伍佰玖拾陸束」
② 日本では特に、剃髪していても妻子のある、在家の生活を行なう者をいう。
※元亨釈書(1322)一七「国俗剃レ髪不レ全二梵儀一有二妻子一者、在家称二沙彌一」
さみ【沙彌】
〘名〙 ⇒しゃみ(沙彌)
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