日本歴史地名大系 「沢底村」の解説 沢底村さわそこむら 長野県:上伊那郡辰野町沢底村[現在地名]辰野町大字沢底東の諏訪郡境を源とする沢底川の流域の集落。下流の赤羽(あかはね)村と田畑が入り交っている。延文元年(一三五六)成立の「諏方大明神画詞」(神長官本)に「させこ」とあるのが初見である。また文明二年(一四七〇)三月の「伊那廻湛日記」(矢島文書)に「さそこ」とあり、古来諏訪社上社の神使が有賀(あるが)峠(現諏訪市豊田)を越えて伊那の各所の神事を終え、最後にこの村を回って諏訪へ帰る巡路になっていた。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報