20世紀日本人名事典 「河合英忠」の解説 河合 英忠カワイ エイチュウ 明治・大正期の日本画家 生年明治8年10月17日(1875年) 没年大正10(1921)年9月17日 出生地東京 本名河合 六之助 経歴右田年英に浮世絵を、また小堀鞆音に歴史画を学ぶ。歴史人物画と能楽の画に長じ、明治32年朝日新聞社に入社、挿絵を描いた。34年烏合会結成に参画、この他日本美術協会、日本画会、歴史風俗画研究会などにも出品し、国華倶楽部員でもあった。40年東京勧業博で2等賞、同年文展開設に際し結成された国画玉成会の評議員となる。文展では、大正2年「火車」が初入選、3年「昔噺」で褒状、4年「夢」は3等賞を受賞。その後も出品を続け、8年帝展第1回展にも出品した。 出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報
デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「河合英忠」の解説 河合英忠 かわい-えいちゅう 1875-1921 明治-大正時代の日本画家。明治8年10月17日生まれ。浮世絵を右田年英に,歴史画を小堀鞆音(ともと)にまなぶ。明治32年朝日新聞社にはいり,挿絵を担当。大正2年「火車」が文展に初入選し,以後,文展,帝展に出品した。大正10年9月17日死去。47歳。東京出身。本名は六之助。作品はほかに「夢」「鐘の由来」など。 出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例