河岸端通(読み)かしばたどおり

日本歴史地名大系 「河岸端通」の解説

河岸端通
かしばたどおり

[現在地名]大村市西本町にしほんまち

本町の西に位置する。「かしはしどおり」ともいう。廻船の係留場で、寛永年間(一六二四―四四)草場くさば(現内田川)に長さ一〇間半・幅二間六寸の板橋が架けられ、かた町と本町が結ばれたが、有事の際は簡単に取外すことができる仕掛けになっていた(大村郷村記)。「大村郷村記」によれば本町筋のうちで、町並は板橋(現鶴亀橋)から海手家外までの長さ五四間五尺余、幅は板橋際が二間一尺、海手家外が一間三尺からなり、文久二年(一八六二)の竈数一一軒で、「従板橋際海手に下る丁也、右商家、左草場川」と記される。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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