精選版 日本国語大辞典 「沸騰散」の意味・読み・例文・類語
ふっとう‐さん【沸騰散】
〘名〙 重炭酸ナトリウムと酒石酸を水にとかして飲むもの。発生する炭酸ガスがあたかも沸騰しているかのように見えることからの名。かつては清涼剤・緩下剤として使用されたが、現在は胃のX線検査の際にバリウムと併用されている。《季・夏》 〔薬品名彙(1873)〕
※団団珍聞‐五五七号(1886)「風に暑を追ひはらひ沸騰散(フットウサン)に胸をすかし」
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