沼目村(読み)ぬまめむら

日本歴史地名大系 「沼目村」の解説

沼目村
ぬまめむら

[現在地名]伊勢原市沼目・沼目一―七丁目・桜台さくらだい二―五丁目

北は池端いけばた村、東は上谷かみや村・下谷村、南は上平間かみひらま村、西は大竹おおだけ村に接する。大山道・中原なかはら道・日向ひなた道が通る。「和名抄」の大住おおすみ渭辺ぬまべ郷に比定される。長禄二年(一四五八)八月日の板倉頼資禁制(県史三)には鎌倉建長寺西来せいらい庵領として「相州糟屋庄沼部郷内稲荷田」がみえる。小田原衆所領役帳には垪和又太郎「三百卅二貫三百廿七文 中郡沼部郷」とある。


沼目村
ぬまめむら

[現在地名]須坂市沼目 沼目町

現須坂市西北部。東北は小河原おがわら村、東は須坂村、東南は塩川しおがわ村、北は小島こじま村、西南八重森やえもり村、西は相之島あいのしま村と百々どど川境。塩川境のみや川が中央を南北に流れ百々川に入る。百々川の氾濫原に立地し、東端は須坂扇状地の先端、西部八重森村続きは百々川の堆積微高地、中央部は水田地帯。

集落は古くは西部八重森村続きにあり、現在は飯縄いいづな神社(旧村社)を残して東端へ移っている。道は村南部をほぼ東西に通じ、西は相之島・長沼ながぬまわたし、東は須坂村芝宮へ、また小河原へ通じる道もある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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