沼隈町(読み)ぬまくまちよう

日本歴史地名大系 「沼隈町」の解説

沼隈町
ぬまくまちよう

面積:三〇・四二平方キロ

沼隈半島の中央、南は瀬戸内海に面し、他の三方は福山市に囲まれる。南対岸には内海うつみ町域の島が浮ぶ。全体に平坦な丘陵地で、単調な海岸線の南中央に横引よこびき港があり、田島へのフェリーボートが出る。東南端の阿伏兎あぶと岬は、福山市鞆浦とものうらから続く瀬戸内海屈指の景勝地とされ、国指定名勝鞆公園の一部。当町では農業のほかに果樹栽培や漁業が行われ、中国地方の真宗布教の拠点とされた光照こうしよう寺のある中山南なかさんなは、弥勒みろくの里として一大レクリエーションセンターとなり、会議場をはじめ心身修練道場などの設備がある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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