精選版 日本国語大辞典 「草深」の意味・読み・例文・類語 くさ‐ぶか【草深】 〘 名詞 〙 ( 形動 ) 草が深く茂っているさま。また、そのところ。[初出の実例]「見まはせば、もとありつる山中の草深也」(出典:十訓抄(1252)一) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例 Sponserd by
日本歴史地名大系 「草深」の解説 草深くさぶか 長野県:南安曇郡穂高町牧村草深[現在地名]穂高町大字西穂高 草深川久保沢(かわくぼざわ)の左岸、栗尾沢堰(くりおざわせぎ)に沿って発達した村落。文献上の初見は、嘉暦四年(一三二九)三月諏訪社上社の五月会御射山などの頭役の結番を定め、同社の造営所役を課した二文書で、前者には「六番五月会分(中略)流鏑馬、赤木郷赤木太郎入道跡、付草深・並柳両郷地頭等」(「鎌倉幕府下知状案」守矢文書)とあり、後者には府中の条に「玉垣一間 草深」とある。明応一〇年(一五〇一)の三宮穂高社御造宮定日記(穂高神社蔵)によれば、草深は他の数ヵ村とともに大宮の造宮をしており、猪鹿(いが)牧は神戸(ごうど)(現北安曇郡松川村)・多々井(たたい)(現堀金村)とともに御柱一本を負担している。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by