日本歴史地名大系 「泉増寺」の解説 泉増寺せんぞうじ 岩手県:陸前高田市今泉村泉増寺[現在地名]陸前高田市気仙町荒川(あらがわ)の産形(みなかた)にある。産形山と号し、真言宗智山派、本尊は正観音。本寺は金剛(こんごう)寺。近世には泉蔵(せんぞう)寺と記された。元和年中(一六一五―二四)増海の開山、宝永二年(一七〇五)引宥の再興といい、本尊は不動明王であった(今泉村安永風土記)。寺伝によれば、往古この地は三次森大権現と称し、本坊医王山観音院・竹(たけ)ノ坊・沢(さわ)ノ坊・西(にし)ノ坊・東(ひがし)ノ坊の五山があったという。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by