日本歴史地名大系 「泊古墳」の解説 泊古墳とまりこふん 三重県:志摩郡大王町畔名村泊古墳[現在地名]大王町畔名 泊外洋を東に見下ろす標高二〇メートルの岬の基部に築造された古墳時代後期の前方後円墳。全長は三二・四メートルで、後円部は直径約一八・八メートル、高さ三・七メートル、前方部は幅一四メートル、高さ三・七メートルで北に向けている。明治四四年(一九一一)六月頃、開墾中に石室が発掘され、名古屋市上志段味の大塚(かみしだみのおおつか)古墳出土鏡と同型の五鈴鏡一、瑪瑙製丸玉一、杏葉一、刀一、須恵器坏・蓋各三が出土し、現在東京国立博物館所蔵となっている。このほか鏡式不明の鏡一、刀・須恵器壺なども出土したというが所在不明。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by