日本歴史地名大系 「泊御嶽」の解説 泊御嶽とうまいうたき 沖縄県:宮古諸島多良間村仲筋村泊御嶽[現在地名]多良間村仲筋仲筋(なかすじ)集落の運城(うんぐすく)御嶽よりも北の方、前泊(まえどまり)港寄りにある。全体が大きな森となっている。方音ではトゥマウタキ、別称はスムヌウタキ(下の御嶽)。祭神は「琉球国由来記」には泊キユラマカアラフキユラマカ(泊清らマカ・アラフ清らマカ)、出ミサウ入ミサウマヌシの二神、雍正旧記には「出みさう入みさうの真主」のみがあげられる。御嶽の由来は「琉球国由来記」などで運城御嶽の由来とまとめて記されている。雍正旧記および「遺老説伝」は「おそろ」が泊の山(御嶽)で神勧請のお籠りをしたところ泊山に「船路守の神」(「遺老説伝」では管海守船の神)が天降りしたので、作物のお初を供えて村中で崇敬していると記している。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報