(読み)ヒツ

デジタル大辞泉 「泌」の意味・読み・例文・類語

ひつ【泌】[漢字項目]

常用漢字] [音]ヒツ(漢) (呉)(漢) [訓]しみる
〈ヒツ〉液体がにじみ出る。「分泌
〈ヒ〉にじみ出る。「泌尿器分泌

ひ【泌】[漢字項目]

ひつ

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

普及版 字通 「泌」の読み・字形・画数・意味


常用漢字 8画

[字音] ヒツ・ヒ
[字訓] ながれ・いずみ

[説文解字]

[字形] 形声
声符は必(ひつ)。〔説文〕十一上に「(せま)きれなり」とあって、細くて早く流れるさまをいう。その水声を形容する擬声語である。泌(ひつしつ)のように用いる。〔詩、陳風、衡門〕「泌の洋洋たる 以てゑを樂(いや)すべし」とは涌き水の意。わが国で「にじむ」「しむ」の意に用いるのは誤用、その字には沁(しん)を用いる。

[訓義]
1. ながれ、せせらぎ、細くて早いながれ。
2. いずみ、いずみの水のながれるさま。
3. 字はまた(ひ)を用いる。

[熟語]
泌滲泌暈・泌
[下接語]
清泌・分泌・便泌・幽泌・洋泌

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

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