精選版 日本国語大辞典 「法の浮木」の意味・読み・例文・類語 のり【法】 の 浮木(うきぎ) 迷っている衆生が仏法のすくいにめぐりあうことのたとえ。仏法にめぐりあうことの難しさを、盲目の亀が大海の浮木に出会うことにたとえた法華経や涅槃経などの教えにもとづく。→盲亀(もうき)の浮木(ふぼく)。[初出の実例]「ごふつくすみたらし河のかめなればのりのうきぎにあはぬなりけり〈選子内親王〉」(出典:拾遺和歌集(1005‐07頃か)哀傷・一三三七) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例