盲亀の浮木(読み)モウキノフボク

デジタル大辞泉の解説

もうき‐の‐ふぼく〔マウキ‐〕【盲亀の浮木】

《大海中に住み百年に一度水面に出てくる目の見えない亀が、ようやく浮木に遇(あ)いその穴に入るという「涅槃経」などにある話から》めったに会えないこと。また、仏法に出会うことが困難であることのたとえ

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

大辞林 第三版の解説

もうきのふぼく【盲亀の浮木】

〔百年に一度海面に浮上する目の見えない亀がたまたまそこに漂っていた流木の穴に頭を入れたという「涅槃経」にある話から〕
仏の教えに出会うのが容易でないことのたとえ。また、非常にまれなことのたとえ。浮き木の亀。

出典 三省堂大辞林 第三版について 情報

精選版 日本国語大辞典の解説

もうき【盲亀】 の 浮木(ふぼく・うきぎ)

(海中から百年に一度しか浮かび上がってこない盲目の亀が、海面に首を出した時、流れただよっている浮木の一つしかない穴に首がちょうどはいるという、雑阿含経、涅槃経などにある話から) 会うことがきわめてむずかしいこと、めったにないこと、また、仏または仏の教えにあうことがむずかしいことのたとえ。浮木(うきき)に会える亀。
※謡曲・鵺(1435頃)「悲しきかなや身は籠鳥、心を知れば盲亀の浮木、ただ闇中に埋れ木の、さらば埋れも果てずして、亡心なにに残るらん」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

関連語をあわせて調べる

今日のキーワード

天泣

上空に雲がないにもかかわらず,雨が降る現象。風上にある雲からの雨であったり,雨が降ってくる間に雲が移動したり消えたりする場合などに起こる。天気雨,狐の嫁入りともいう。...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android