法曾村(読み)ほうそむら

日本歴史地名大系 「法曾村」の解説

法曾村
ほうそむら

[現在地名]新見市法曾

井倉いくら村の南、高梁たかはし川右岸に位置し、対岸草間くさま村、西は荻尾おぎよう(現阿哲郡哲多町)、南は川上かわかみ宇治うじ村・飯部いいべ(現高梁市)新見往来が通り、川湊集落である井高いたかのほか本村ほんむら熊野くまの原尻はらじりかしわ出石ゆずし大栢おおがや荷出かでの集落がある。

寛永備中国絵図には「ほうそ村」とみえ、高一一三石余、山崎家治先知。熊野村も高付されており、二一八石余、山崎家治先知。正保郷帳にも法曾村・東熊野村の二村が載り、高はいずれも同前、松山藩領。法曾村には松林小・雑木大・柴山少・芝草山小の注記があり、枝村として井高村・大萱おおがや村・柏村・三尾崎村をあげる。東熊野村には松林少・雑木小・柴山中・芝草山小の注記があり、枝村に西熊野村を記す。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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