法橋上人位(読み)ほっきょうしょうにんい

精選版 日本国語大辞典 「法橋上人位」の意味・読み・例文・類語

ほっきょうしょうにん‐いホッケウシャウニンヰ【法橋上人位】

  1. 〘 名詞 〙 仏語僧位一つ。貞観六年(八六四)に設けられ法眼(ほうげん)の次の位で、律師に相当するもの。俗人五位に準ぜられた。法橋
    1. [初出の実例]「彼三階之外、更制法橋上人位・法眼和上位・法印大和尚位等三階、以為律師已上之位」(出典日本三代実録‐貞観六年(864)二月一六日)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の法橋上人位の言及

【上人】より

…一般的には,智徳を備えた僧への敬称。また法橋上人位(ほつきようしようにんい)の略称。864年(貞観6)僧位三階(僧位)の一つとして法橋上人位が設けられ,僧官の律師階に相当した。…

※「法橋上人位」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android