日本歴史地名大系 「波宝神社」の解説 波宝神社はほうじんじや 奈良県:吉野郡西吉野村夜中村波宝神社[現在地名]西吉野村大字夜中夜中(よなか)集落の北東、銀峯(ぎんぶ)山の頂上に鎮座。祭神底筒男(そこつつお)命・中筒男(なかつつお)命・上筒男(うわつつお)命・息長帯日売(おきながたらしひめ)命。旧郷社。俗に「神蔵(かみのくら)宮」「ダケさん」と称し、「延喜式」神名帳の吉野郡「波宝神社鍬」に比定される(大和志)。なお神名帳卜部兼永本には「波売宝神社」とみえる。波宝神社は天安二年(八五八)三月官社に列し、同年四月従五位下から従四位下を授けられ(文徳実録)、貞観六年(八六四)六月従四位上、同八年一一月正四位下に進階しているが(三代実録)、いずれも同郡「波比売神社」と並記されている。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by