波幕(読み)ナミマク

デジタル大辞泉 「波幕」の意味・読み・例文・類語

なみ‐まく【波幕/浪幕】

歌舞伎大道具の一。波の絵を描いた道具幕で、海や川などの場面での舞台つなぎなどに用いる。

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精選版 日本国語大辞典 「波幕」の意味・読み・例文・類語

なみ‐まく【波幕・浪幕】

  1. 〘 名詞 〙 歌舞伎の道具幕の一つ。波模様を描いた幕で海や川を表わすほか浅黄幕と同様に、振り落として舞台転換にも用いる。
    1. [初出の実例]「浜辺づたひ、向う遙かに浪幕、前蘆原にて並木の森」(出典:歌舞伎・桑名屋徳蔵入船物語(1770)三)

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