波比売神社(読み)はひめじんじや

日本歴史地名大系 「波比売神社」の解説

波比売神社
はひめじんじや

[現在地名]下市町大字栃原

栃原とちわら(黄金岳とも)山頂鎮座祭神水波能売みつはのめ神・応神天皇。栃原の氏神。旧村社。「大和志」の「黄金嵩」に「在原村西南奇峯喬聳山色葱頂有祠」と記され、「延喜式」神名帳の吉野郡「波比売神社」に比定される。式内社波比売神社は「文徳実録」天安二年(八五八)三月二八日条に「在大和国従五位下波宝神、波比売神並預官社」とあり、同年四月二二日従四位下に進み(文徳実録)、貞観六年(八六四)六月二三日正四位下、同八年一一月四日従三位と累進している(三代実録)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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