精選版 日本国語大辞典 「泣噦」の意味・読み・例文・類語
なき‐じゃく・る【泣&JIS8854;】
- 〘 自動詞 ラ行五(四) 〙 泣きながらしゃくり上げる。声を大きく出さずにすすりあげて泣く。ないじゃくる。
- [初出の実例]「拝みたくて堪らない心持になりながら子供のやうに泣吃逆(ナキジャク)ったのである」(出典:禰宜様宮田(1917)〈宮本百合子〉一)
なき‐じゃくり【泣&JIS8854;】
ない‐じゃく・る【泣&JIS8854;】
- 〘 自動詞 ラ行四段活用 〙 =なきじゃくる(泣噦)
- [初出の実例]「責て有しょが聞たいと声を、立ねばないじゃくり」(出典:浄瑠璃・傾城反魂香(1708頃)中)