泥鰌森様(読み)どじようもりさま

日本歴史地名大系 「泥鰌森様」の解説

泥鰌森様
どじようもりさま

[現在地名]美東町大字綾木 九瀬原

九瀬原の扇子くせはらのおうぎの奥にある小祠。当地方では死霊神霊のこもる岩石立木古墳などを「森様」とよぶ。元来農業用水の神であったが、いつの頃よりか腰から下の病に効験のある神とされ、足腰達者を願う人は、自分の年齢の数ほど泥鰌を供え、その後それを神汁に炊きこんだものを食すれば、霊験あらたかであると伝えられるようになった。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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