泰始律令(読み)たいしりつりょう(その他表記)Tai-shi lü-ling

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「泰始律令」の意味・わかりやすい解説

泰始律令
たいしりつりょう
Tai-shi lü-ling

中国西晋の泰始3 (267) 年に成立し,翌年頒行された律令。刑罰規定を律とし,行政的規定を令とするという法典編纂形式は,このときに初めて整ったものである。その意味では,律令の元祖であるといってよい。

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世界大百科事典(旧版)内の泰始律令の言及

【律令格式】より

… 第2の傾向は,令がしだいに重要性を増したことである。漢代の令は律の補足的な法規であったが,晋の泰始律令において,令は初めて律から独立し,行政法のごときものとなったといわれる。唐にいたって令は律よりも重要な根本法典となったが,ただその順序は慣例に従って律令と呼ばれた。…

※「泰始律令」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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