日本歴史地名大系 「泰雲寺」の解説 泰雲寺たいうんじ 山口県:山口市小鯖村泰雲寺[現在地名]山口市大字下小鯖 鳴滝山号は月光山、曹洞宗で本尊釈迦如来。山口禅宗月光山泰雲寺由来(「寺社証文」所収)によれば薩摩福昌(ふくしよう)寺(現鹿児島県川内市)の開山石屋真梁が、応永一一年(一四〇四)周防を訪れた時、大内盛見がこれに帰依、小鯖の芦谷(おさばのあしたに)に月光山闢雲(へきうん)寺を建立し、石屋を開山第一祖とした。石屋は在山四年で、同一四年席を弟子の定庵に譲り、能登総持(そうじ)寺に昇住するために去った。門流は隆盛、結制の僧は常に一千人に及んだという。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報