洛叉・落叉(読み)らくしゃ

精選版 日本国語大辞典 「洛叉・落叉」の意味・読み・例文・類語

らくしゃ【洛叉・落叉】

〘名〙 (lakṣa の音訳)
① 古代インドの数量単位。一〇万。一説には一億。〔色葉字類抄(1177‐81)〕
源平盛衰記(14C前)一二「浅増き事の有べくて、十六洛叉(ラクシャ)の底迄も答つつ」
密教で、真実を見る見照、本尊を見て得る成就をいう。〔大日経疏要文記〕

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