洛叉(読み)ラクシャ

デジタル大辞泉 「洛叉」の意味・読み・例文・類語

らくしゃ【××叉】

《〈梵〉lakṣaの音写》古代インドの数量単位。10万。一説には1億。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「洛叉」の意味・読み・例文・類語

らくしゃ【洛叉・落叉】

  1. 〘 名詞 〙 ( [梵語] lakṣa の音訳 )
  2. 古代インドの数量の単位。一〇万。一説には一億。〔色葉字類抄(1177‐81)〕
    1. [初出の実例]「浅増き事の有べくて、十六洛叉(ラクシャ)の底迄も答つつ」(出典源平盛衰記(14C前)一二)
  3. 密教で、真実を見る見照、本尊を見て得る成就をいう。〔大日経疏要文記〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

大臣政務官

各省の長である大臣,および内閣官房長官,特命大臣を助け,特定の政策や企画に参画し,政務を処理する国家公務員法上の特別職。政務官ともいう。2001年1月の中央省庁再編により政務次官が廃止されたのに伴い,...

大臣政務官の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android