津覇ノ寺(読み)ちふあのてら

日本歴史地名大系 「津覇ノ寺」の解説

津覇ノ寺
ちふあのてら

[現在地名]中城村津覇

「琉球国由来記」に記される津覇ちふあ村にあった神社で、津覇ノ寺と俗称された。神名はヨヤゲセジヨヤゲヅカサ・スデル君ガナシ・押明キヤウ笑キヤウ・スンキヤウ笑キヤウの四つが記される。由来については、昔津覇村の竈勝連の祖先が霊石を権現としてあがめ、宮を建立したのが始まりと伝えられているが、どんな由緒があって権現としてあがめているか不明としている。また竈勝連には子がなかったので養子に受継がれ、当時はミチケ桃原が祭祀をつかさどるとある。現在津覇つは集落の南東側の海岸から約四〇〇メートル離れた所にある林のなかに祠があるが、かつてはその一帯は海岸沿いだったと伝えられる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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