(読み)コウ

デジタル大辞泉 「洸」の意味・読み・例文・類語

こう【洸】[漢字項目]

人名用漢字] [音]コウ(クヮウ)(呉)(漢)
水がわいて四方に広がるさま。「洸洋
[名のり]たけし・ひろ・ひろし・ふかし

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

普及版 字通 「洸」の読み・字形・画数・意味


人名用漢字 9画

[字音] コウ(クヮウ)

[説文解字]

[字形] 形声
声符は光(こう)。〔説文十一上に「水涌きて光るなり」とあり、水のゆれ光るさまをいう。〔荘子〕の端倪しがたい文を、〔史記、老荘申韓伝〕に「其の言、洸洋自恣(じし)」と評している。人の激しい怒りを形容することもある。

[訓義]
1. 水のゆれ光るさま、自在にゆたかに流れるさま。
2. もののゆたかなさま、広大なさま、ほのかなさま。
3. 人の怒るさま。

[古辞書の訓]
名義抄〕洸 ヒロシ・タケシ 〔字鏡集〕洸 タケシ・ヒロシ・ミヅノカタチ

[熟語]
洸潰洸洸洸忽・洸洸漾洸瀁・洸洋洸朗

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

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