活動動因(読み)かつどうどういん(その他表記)activity drive

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「活動動因」の意味・わかりやすい解説

活動動因
かつどうどういん
activity drive

心理学用語。内因性動因一つ。健康な幼児手足を動かしたり,大声をあげたりするのは,器官を働かせることに快を覚えるためであるとし,K.ビューラーは「機能の快」と名づけたが,このように活動することにのみ目的がある活動を生起させる原因をいう。活動することは結果的には周囲世界をより一層よく認知させ,それにより適応させることになる。この動因が制限されると生体は多かれ少なかれ障害を生じる。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android