活性メチレン(読み)かっせいメチレン(その他表記)active methylene

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「活性メチレン」の意味・わかりやすい解説

活性メチレン
かっせいメチレン
active methylene

電子吸引性基に隣接するメチレン基。たとえばアセチルアセトンのように2個のカルボニル基の間にあるメチレン基のことで,その水素原子活性で,プロトンとして解離しやすい。アルカリ金属と置換したものは求核試薬として行動し,ハロゲン化炭化水素,ハロゲン化アシルと反応して活性メチレンの炭素原子アルキル基またはアシル基を結合した誘導体を生じる。アセト酢酸エステルやマロン酸エステルを用いる合成法の原理は,このメチレン基の活性に基づいている。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む