活性金属(読み)かっせいきんぞく(英語表記)active metal

日本大百科全書(ニッポニカ) 「活性金属」の意味・わかりやすい解説

活性金属
かっせいきんぞく
active metal

水素よりも低いイオン化エネルギーをもち、水または酸と反応して容易に溶解する金属。たとえば、セシウムルビジウムカリウムナトリウムリチウムバリウムストロンチウムカルシウムマグネシウム(以上の金属は水および酸と反応する)、アルミニウム亜鉛、鉄、鉛、スズ(以上の金属は酸と反応する)などがある。水素よりも高いイオン化エネルギーをもつ金属は不活性金属とよばれる。

[杉本克久]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android