出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
…この構成メンバーである10ヵ国(G‐10)は,その後の通貨制度改革や国際金融上の重要事項決定につき随時会合し(10ヵ国蔵相会議),大きな役割をもつに至った。
[変動相場制への移行とIMF]
さて,国際流動性の主要供給源としては戦後一貫して米ドルの増加に頼ってきたが,そのためにはアメリカの国際収支が赤字にならなければならず,一方,アメリカの赤字はいっそう米ドルの信認を低下させるという〈流動性ジレンマ〉が生ずる。そこで米ドルの流出によらず無条件流動性創出を可能とする補完的新準備資産の必要性が論ぜられ,新たにSDR(特別引出権)の創出が67年に決定された。…
※「流動性ジレンマ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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