浄勝寺(読み)じようしようじ

日本歴史地名大系 「浄勝寺」の解説

浄勝寺
じようしようじ

[現在地名]本吉町 津谷桜子

津谷つやの町並西方、津谷川西岸の津谷桜子つやさくらごにあり、安養山と号し、臨済宗妙心寺派で、本尊釈迦牟尼仏。もとは天台宗で、海沢山養光寺と称し、佐藤庄司勝信の妻で、佐藤継信・忠信の母が、二人の菩提を弔うため文治年間(一一八五―九〇)建立したと伝える。万治元年(一六五八)松島瑞巌寺の末寺となり臨済宗に転宗、貞享五年(一六八八)火災にあい、記録を失ったという(津谷村安永風土記)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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