日本歴史地名大系 「浄名寺」の解説
浄名寺
じようみようじ
「注進案」によれば、開基は厚東氏一四代の武実で、建武二年(一三三五)祈願寺として開かれたのに始まる。真言律宗に属し、南都
とあって、厚東義武が当寺に棚井村の畠地を寄付しており、「市庭小路」の地名がみえる。さらに永徳二年(一三八二)七月一日付の同文書によれば、厚東氏に代わって長門国を支配した大内義弘が当寺に「蔵福寺免田畠」を寄付している。また、これより先貞治三年(一三六四)一〇月二〇日付の浄名寺知行分目録(「寺社証文」所収浄名寺文書)には、「棚井村分」「ヒロセ」「際
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報