浄妙寺境内(読み)じょうみょうじけいだい

国指定史跡ガイド 「浄妙寺境内」の解説

じょうみょうじけいだい【浄妙寺境内】


神奈川県鎌倉市浄明寺にある寺院。金沢街道沿いに位置し、杉本城跡(現杉本寺)と朝夷奈切通(きりどおし)との間に所在する。臨済宗建長寺派の禅宗寺院で、山号は稲荷(とうか)山、正式には浄妙廣利禅寺という。本尊釈迦如来開基は足利義兼、開山は退耕行勇(たいこうぎょうゆう)。鎌倉五山の第5位に列せられた。室町幕府初代将軍となる足利尊氏の父、足利貞氏の墓とされる宝篋印塔(ほうきょういんとう)がある。1188年(文治4)の創建と伝えられ、初めは極楽寺という密教真言宗)の寺院だったが、建長寺開山蘭渓道隆(らんけいどうりゅう)の弟子、月峯了然(げっぽうりょうねん)が住職となってから禅刹に改め、ついで寺名も浄妙寺と改称往時の寺観を残していることなどから1966年(昭和41)に国の史跡に指定された。JR横須賀線ほか鎌倉駅から湘南京急バス「浄明寺」下車、徒歩約3分。

出典 講談社国指定史跡ガイドについて 情報

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