浄肉(読み)ジョウニク

デジタル大辞泉 「浄肉」の意味・読み・例文・類語

じょう‐にく〔ジヤウ‐〕【浄肉】

小乗で、出家した者が食べてもよいとされる肉。

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精選版 日本国語大辞典 「浄肉」の意味・読み・例文・類語

じょう‐にくジャウ‥【浄肉】

  1. 〘 名詞 〙 仏語。出家が採ることを許される、戒律規定にかなった肉。
    1. [初出の実例]「樹神(こだま)止観の魂を蹴る〈松濤〉 浄肉を紙魚は空(うつほ)にやどるなり〈才丸〉」(出典:俳諧・馬蹄二百句(1683))
    2. [その他の文献]〔楞伽阿跋多羅宝経‐四〕

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