松濤(読み)ショウトウ

デジタル大辞泉 「松濤」の意味・読み・例文・類語

しょう‐とう〔‐タウ〕【松×濤】

松の梢を渡る風の音を波の音にたとえていう語。松籟しょうらい
[類語]風声松籟もがり笛

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精選版 日本国語大辞典 「松濤」の意味・読み・例文・類語

しょう‐とう‥タウ【松濤】

  1. 〘 名詞 〙 松に吹く風の音を波の音にたとえていう語。松韻。松籟(しょうらい)
    1. [初出の実例]「夜更浪静まって、松濤(セウタウ)の風、蘆花の月、旅泊の体、万づ心すごき折節」(出典太平記(14C後)一一)
    2. [その他の文献]〔欧陽玄‐漫題詩〕

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普及版 字通 「松濤」の読み・字形・画数・意味

【松濤】しようとう(たう)

松風。波のように聞こえる。元・趙孟〔五華山に宿して、徳清別業を懐ふ〕詩 一夜濤、枕上に鳴る 五(しき)りに

字通「松」の項目を見る

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