浅利鶴雄(読み)アサリ ツルオ

新撰 芸能人物事典 明治~平成 「浅利鶴雄」の解説

浅利 鶴雄
アサリ ツルオ


職業
俳優

別名
芸名=三田 英児

学歴
慶応義塾卒

経歴
大正13年小山内薫、土方与志らとともに築地小劇場の創立に参加。その後、松竹に入社して映画出演、SKD専務も務める。戦前は2代目市川左団次一行のロシア訪問に同行するなど、演劇プロデューサーとしても活躍した。

没年月日
昭和55年 4月15日 (1980年)

家族
息子=浅利 慶太(演出家)

親族
伯父=市川 左団次(2代目)

出典 日外アソシエーツ「新撰 芸能人物事典 明治~平成」(2010年刊)新撰 芸能人物事典 明治~平成について 情報

世界大百科事典(旧版)内の浅利鶴雄の言及

【築地小劇場】より

…〈劇場は付属劇団を持つ〉という原則にのっとり,上記築地小劇場の付属劇団として小山内薫(おさないかおる)と土方与志を中心に,非商業主義と純芸術主義の旗を掲げて同じ1924年に発足した新劇団。新築の築地小劇場を本拠地に小山内,土方,汐見洋(しおみよう),友田恭助,和田精(せい),浅利(あさり)鶴雄が同人となり(1ヵ月後に青山杉作が加わる),第1回公演にはR.ゲーリングの表現主義劇《海戦》ほかを上演,観客に強い衝撃と新鮮な感動を与えた。〈演劇の実験室・新劇の常設館・民衆の芝居小屋〉を合言葉に,5年間に117編におよぶ内外戯曲を実験的・研究的に連続上演して,本格的な新劇運動を展開し,現代の新劇運動の原点となった。…

※「浅利鶴雄」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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