浅手(読み)アサデ

デジタル大辞泉 「浅手」の意味・読み・例文・類語

あさ‐で【浅手/浅傷】

軽い傷。うすで。⇔深手
[類語]軽傷薄手無傷かすり傷軽症

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「浅手」の意味・読み・例文・類語

あさ‐で【浅手】

  1. 〘 名詞 〙
  2. ( 形動 ) 性状物事状態などが浅いこと。また、そのもの。
    1. [初出の実例]「あさでなものこそ、ちゃっと人も知れ」(出典:四河入海(17C前)一一)
  3. 浅い傷。軽傷。うすで。⇔深手
    1. [初出の実例]「三十余度の戦に、息絶え気疲るるのみならず、深手浅手(アサで)負はぬ者も無かりければ」(出典太平記(14C後)二六)

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