無傷(読み)ムキズ

デジタル大辞泉 「無傷」の意味・読み・例文・類語

む‐きず【無傷/無×疵】

[名・形動]
きずがないこと。また、そのさま。「―な(の)玉」
罪・けがれ・失敗・負けなどがまったくないこと。また、そのさま。「―な(の)まま勝ち進む」
[類語](1軽傷薄手浅手かすり傷軽症/(2万全完全完璧十全完全無欠満点大丈夫両全金甌きんおう無欠百パーセントパーフェクト全くまった文句なし間然かんぜんする所がない水も漏らさぬ非の打ち所がないもってこいタイムリー有り難いうれしいおんの字重宝有用有益絶好願ったり叶ったり願ってもない渡りに船格好頃合いあつらえ向き打って付けぴったり好個好適適する適う適える合う沿うそぐう適合適当合致即応同調フィット相応しか即する肌が合うくみし易いしかるべきマッチ究竟くっきょう合い口合目的リーズナブル好条件見合う匹敵言い得て妙あたかもよし三拍子そろ似合わしいジャストミート思いがけない当を得る馬が合う息が合う順当どんぴしゃり所を得る最適つぼにはまる水を得たうおのよう結構尽くめ言う事無し見事満足八方好し言うに及ばずコンプリートこよなく上上鮮やか圧巻あっぱれうはうは上手えも言わずえも言われぬオールマイティー会心神業冠絶際立つ群を抜く傑出しびれる秀逸充足手練称賛上出来ずば抜ける卓出卓絶卓抜ける達成感超人的長ずる超絶天才的得意顔特出突出抜きん出る迫真抜群不朽水際立つ満ち足りる物の見事

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精選版 日本国語大辞典 「無傷」の意味・読み・例文・類語

む‐きず【無傷・無疵】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動 )
  2. きずのないこと。きずつかないこと。また、そのものやそのさま。
    1. [初出の実例]「からうちの糸のゆかりの乱れ萩〈西鶴〉 無疵にてらす三五夜の月〈江雲〉」(出典:俳諧・虎渓の橋(1678か)賦何紙俳諧)
    2. 「迚もあの様な乱軍の中では無疵であらう者はおじゃらぬ」(出典:武蔵野(1887)〈山田美妙〉上)
  3. 一般に欠点、失敗、過去の罪悪などのないこと。潔白であること。清浄であること。また、そのさま。
    1. [初出の実例]「此の無疵(ムキヅ)、千枚道具也」(出典:浮世草子・好色二代男(1684)四)
    2. 「いづれもまあ無疵(ムキツ)の御芸者じゃ」(出典:洒落本・禁現大福帳(1755)三)
  4. 競技・試合などで、一度も負けたことのないこと。また、そのさま。

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