浅沢(読み)あさざわ

精選版 日本国語大辞典 「浅沢」の意味・読み・例文・類語

あさ‐ざわ‥ざは【浅沢】

  1. [ 1 ] 〘 名詞 〙 水深の浅い沢。
    1. [初出の実例]「汝は日本の鳥の王として、此浅沢(アサザハ)に降り居つつ、捕られけるこそ浅ましけれ」(出典御伽草子・鶴の草子(有朋堂文庫所収)(室町末))
  2. [ 2 ] 大阪市住吉区の住吉神社南東にあった沢。カキツバタの名所歌枕浅沢小野。浅沢沼。
    1. [初出の実例]「住吉のあさざは小野の忘れ水たえだえならであふよしもがな〈藤原範綱〉」(出典:八代集抄本詞花(1152頃)恋下)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

部分連合

与野党が協議して、政策ごとに野党が特定の法案成立などで協力すること。パーシャル連合。[補説]閣僚は出さないが与党としてふるまう閣外協力より、与党への協力度は低い。...

部分連合の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android